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WordPressを『あえて』残した理由(前編)

WordPressを『あえて』残した理由(前編)

2018年5月退社。
同月、開業届を出しフリーのwebデザイナーになって8年経ちました。

はじめまして、FEI(エフイーアイ)の藤本です。
前職からの業務委託と、主に知人~SNS繋がりでwebサイト制作をやってきました。

今でこそ表向き?はwebデザイナーですが
宮崎県日向市の工業高卒からの上京、新聞奨学生をやりながら専門学校に通い就活、
人生初の就職先はゲーム制作会社(プログラマー)という経歴等から
デザインよりPHP・Javascriptで動くモノづくり、を好む性質があります。

webサイト制作についても、前職で応対した案件はコーポレートから専門系、
ショッピングモールサイトと、フレームワークは使わずに独自CMSをフルスクラッチする事も多く
現役で公開されているのを誇らしく、有難く感じております。

(一応)自身でCMSを作れる為、当時はWordpressを毛嫌いしていたのを覚えています。
「汎用性がある事により、多機能・互換性・プラグイン等で無駄なコードが多くなる」事実に対し、
「フルスクラッチなら、サイトに必要最低限な実装(コード)で無駄を減らせ、且つ機能美もある」と自負していた事もあり
今にして思うと、Wordpressによる恩恵も考えるべきだったなと少々反省もしております。

その恩恵として、以下が上げられると考えています。

① 世界標準の「記事投稿・管理画面(UI)」

専門知識のないクライアントやWeb担当者でも「事前に覚える事も少ない状態で記事が書ける」という点。
投稿ページはブロックエディタ(Gutenberg)の進化もあり、プレビューを見ながら直感的にレイアウトを組めますし
スマホ対応しているので、外出先や現場からでも、スマホでサクッと写真をアップロードできるしブログ更新できます。

② 20年以上の歴史ゆえの「情報量の豊富さ」

レガシーと侮るなかれ、蓄積されたデータ量によるトラブル解決スピードの違いに大変重宝しています。
「このエラーはどう直せばいい?」「こういう表示にするには?」という疑問に対し、日本語・英語問わずネット上に膨大な回答が転がっていますし、
何よりゼロから管理画面を作る必要がないため、制作時間の大幅短縮でき、その分「デザイン」や「Astroによる高速化」といった付加価値な対応に回せます。

③ 強力な「プラグイン・エコシステム」

「無駄なコード」の原因にもなりつつも、やはり機能拡張のスピードは魅力的。
お問い合わせフォーム、高度なSEO対策、多言語対応、カレンダーや予約機能などが、数クリックで実装可能。
その他、WP GraphQLやREST APIといった外部(Astro等)へデータを渡すための仕組みもプラグインで高度に自動化されています。
(個人的には同サーバー上でSQLを直接操作⇒最速、がお気に入り)

④ データの「所有権」と「ポータビリティ」

SaaS型のブログサービス(note、はてな等)と違い、データは自分の持つサーバー(データベース)にあります。
将来的に表示(フロントエンド)をAstroやNext.jsといった別のフレームワークに変えたくなっても、中身のデータ(WP側)はそのまま流用可能。
プラットフォームの規約変更やサービス終了を一切気にする事なく、自身のデジタル資産として守り続けることができます。


その歴史あるオープンソースという仕様上、セキュリティリスクを考える必要は多々あるものの
WordPressこそ、いわば「最強の裏方(データ管理・入力ツール)」として扱えるメリットがあるんじゃないかと考えています。

~後編に続く~

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